未経験で特別な資格がなくてもできる在宅ワークとして人気の高いコールセンターお仕事ですが、未経験だからこそ不安でなかなかチャレンジできない人も多いのではないでしょうか?
私は以前、生命保険会社のコールセンターでSVとして勤務していたので、未経験で入社した方が成長していく姿や、色々な理由で退職していく姿をたくさん見てきました。
経験者目線で、コールセンターで働くコールスタッフの実情やメリットやデメリットなどをお伝えし、悩んでいるかたの検討材料にしていただければと思います。
- コールセンターの仕事に興味があるけど、未経験だから不安。
- 在宅ワークがしたいけど、コールセンターって自宅でできるのか疑問に思っている。
- コールセンターで働くイメージがわかない。
未経験でもコールセンターお仕事はできる?
コールセンターの求人情報を見てみると、未経験歓迎と書かれていることが多いです。
実際以前私が働いていたコールセンターも、未経験で入社する人がとても多く、年齢は新卒~50代と幅広かったです。
未経験の50代の方でも大活躍できて、お給料も高めなのでとてもおすすめです。
コールセンターの仕事が未経験でもできる理由はいくつかあります。
1. しっかりとした研修制度
- 多くのコールセンターでは、未経験者向けの研修プログラムが充実しており、業務に必要なスキルや知識を学ぶことができます。
- 研修では、電話対応の基本、製品やサービスに関する情報、システムの使い方などを丁寧に教えてもらえるため、安心して業務を始めることができます。
- 保険業界のように、お客様にご案内するうえで特定の資格が必要になることがありますが、その場合は資格取得までのサポートをしてくれる企業が多いです。
2. マニュアルが整備されている
- コールセンターの業務は、マニュアルやスクリプトが用意されてることが多く、特定の手順に従って対応することができます。
- これにより、未経験者でも迷わずに対応できるため、スムーズに業務を行うことができます。
3. コミュニケーションスキルが基本
- コールセンター業務の基本は、顧客と丁寧にコミュニケーションを取ることです。日常的なコミュニケーションスキルがあれば、未経験でも十分対応できます。
- 特別な専門知識が必要な場合でも、研修やマニュアルを通じて学ぶことができるため、未経験者でもすぐに仕事に慣れることができます。
4. サポート体制が整っている
- コールセンターでは、上司や先輩がサポートしてくれる体制が整っていることが多く、困ったときにはすぐに相談できる環境があります。
- また、FAQやトラブルシューティングのツールが用意されていることが多く、問題解決がスムーズに進むようになっています。
5. 幅広い業界の求人
- コールセンターは、さまざまな業種や業界に存在し、多くの企業が未経験者を積極的に採用しています。そのため、自分に合った職場を見つけやすいです。
これらの理由から、コールセンターの仕事は未経験でも始めやすいとされています。もちろん、最初は慣れないこともありますが、しっかりとしたサポートや研修を受けることで、徐々に自信を持って業務をこなせるようになります。
コールスタッフ業務内容
コールセンター業務には、「受電(インバウンド)」と「発信(アウトバウンド)」の2つの主要なタイプがあり、それぞれに異なる特徴があります。
受電(インバウンド)の特徴
- 顧客からの問い合わせ対応
- 顧客からの電話を受ける業務で、質問や問題に対して適切な回答やサポートを提供することが求められます。
- 一般的な内容としては、商品やサービスの問い合わせ、サポート依頼、クレーム対応などがあります。
- 顧客対応力が重要
- 顧客のニーズや問題に迅速かつ正確に対応するためのスキルが求められます。
- 顧客満足度の向上が重視されるため、丁寧で親切な対応が重要です。
- 業務の予測が難しい
- 電話の内容や件数は日によって異なるため、業務量の予測が難しいことがあります。突然の大量の問い合わせに対応する必要がある場合もあります。
通信販売の窓口や、家電などのサポート窓口、カスタマーサポートなどの主な業務が受電(インバウンド)になります。発信(アウトバンド)に比べると、応対品質にちからを入れている企業が多く、品質向上ものためにお客様との会話を録音している企業も多いです。
発信(アウトバウンド)の特徴
- 顧客へのアプローチ
- 企業側から顧客や見込み客に電話をかける業務で、商品の販売や契約更新、アンケート調査などを目的とします。
- 営業活動やマーケティング活動の一環として行われることが多いです。
- セールススキルが求められる
- 顧客に商品の購入やサービスの契約を促すための説得力やコミュニケーションスキルが求められます。
- 成果を上げるために、目標やノルマが設定されることもあります。
- 業務の管理が比較的しやすい
- どのような顧客に、どのタイミングで電話をかけるかを計画的に進めることができるため、業務の管理がしやすいです。
- 結果や進捗を数値化しやすいため、パフォーマンスの評価が明確になることが多いです。
発信(アウトバンド)では、リストに沿って架電する場合が多いです。商品の販売や保険をすすめすのために個人宅や企業に架電します。売上目標や家電数の目標を設定されていることが多く、受電に比べて苦手意識を持っている方が多い印象です。
受電と発信の違い
- 目的: 受電は顧客からの問い合わせ対応が主で、発信は企業側からのセールスやリサーチが主です。
- スキル: 受電は顧客対応力が重要で、発信はセールスや交渉のスキルが求められます。
- 業務の性質: 受電は突発的な対応が求められる一方、発信は計画的に進めやすいです。
どちらもコールセンター業務において重要な役割を果たしますが、求められるスキルや仕事内容が異なるため、自分の得意分野や興味に合わせて選ぶと良いでしょう。
在宅でもコールセンターの仕事はできる?
コロナ禍をきっかけに、コールセンターの業務を在宅できる環境を整えた企業がとても増えました。
始めの研修の間や、慣れるまではに出勤するよう定めている企業もありますし、研修からリモートでする企業もあります。
パソコンやインターネット環境、ヘッドセットなど必要なものがあったり、静かにお仕事できる部屋が必要ではありますが、問題なく在宅ワークは可能です。
パソコンやヘッドセットなどの備品を貸与してくれる企業も多いですが、あらかじめパソコンを持っていることやインターネット環境が整っていることが応募条件になっている企業もあるのでご注意ください。
在宅コールスタッフのメリット・デメリット
メリット
- 通勤時間の削減
- 通勤が不要なため、時間を効率的に使うことができます。また、通勤に伴う満員電車などのストレスとも無縁です。
- 柔軟な働き方
- 自宅で仕事をするため、家事や育児との両立がしやすくなります。
企業によってはシフトの自由度も高く、ライフスタイルに合わせた働き方が可能です。
- 自宅で仕事をするため、家事や育児との両立がしやすくなります。
- リラックスした環境で働ける
- 自分の慣れた環境で仕事ができるため、リラックスして業務に取り組むことができます。
また、オフィスのドレスコードに縛られることもなく、快適な服装で働ける点もメリットです。
- 自分の慣れた環境で仕事ができるため、リラックスして業務に取り組むことができます。
デメリット
- 孤立感やコミュニケーションの難しさ
- 同僚や上司との直接のやり取りが少ないため、孤立感を感じることがあります。
また、オンラインでのコミュニケーションは対面に比べて難しい場合があります。
- 同僚や上司との直接のやり取りが少ないため、孤立感を感じることがあります。
- 自宅環境の影響
- 自宅での仕事は、家族やペットの存在による集中力の低下や、周囲の騒音が気になる場合があります。
業務に必要な静かな環境を確保するのが難しいことも考えられます。
- 自宅での仕事は、家族やペットの存在による集中力の低下や、周囲の騒音が気になる場合があります。
- サポートやトレーニングの受けにくさ
- 問題が発生した際や新しい業務を学ぶ際に、オフィスでの直接的なサポートを受けられないため、対処が難しい場合があります。自分で調べたり、オンラインでのサポートに頼る必要があることも多いです。
これらのメリットとデメリットを理解した上で、在宅でのコールセンターの仕事が自分に合っているかどうかを判断すると良いでしょう。
在宅コールセンターの収入は?
在宅でも高収入が可能
在宅コールセンターのお仕事は、事務系の在宅ワークよりも比較的高収入を狙えます。
時給1000円~1500円が多く、1コール〇円の報酬と決められている求人もあります。
在宅コールセンターに特化した求人がおすすめ
自分に合った業種のコールセンターで高収入を希望するなら、在宅コールセンターに特化したコールシェアがおすすめです。
とても多くのお仕事プランがあり、登録者数は30,000人を超えています。
在宅コールセンターのお仕事に興味がある方はぜひのぞいてみてください。
まとめ
コールセンターといえば、広いフロアでたくさんのコールスタッフが並んでお仕事をしているイメージだと思いますが、最近では在宅でも問題なく勤務できる環境を整えている企業が多数あります。
業種は様々で、受電・発信などの業務内容の違いもあるので、求人の内容でよくチェックしてみてください。
人とお話することが好きな方や、人の役に立ちたいという思いがある方であれば、きっとやりがいを感じられると思います。